医院理念
一、私たちは常に情熱をもち信念ある医療を実践します。
一、私たちは地域医療の第一線であることを心得ます。
一、私たちは医療人である前に人として他の人達と接します。
一、私たちは患者のみならず家族や環境にも配慮し誠意を持って対応します。
一、私たちは生命の尊厳の前には常に敬虔な心を持って接します。
※本理念は昭和62年院長開業理念より抜粋
開業への理念 (昭和62年秋:小島 明)
私は昭和41年金沢大学医学部を卒業、42年同泌尿器科学教室入局以来、泌尿器科医として研鑽を重ね医療を実践してきました。
昭和46年4月からは砺波厚生病院泌尿器科医長として就職し、以後16年間砺波地域の泌尿器科医療を担当し、48年からは透析療法を導入して急性、慢性の腎不全の治療も行ってきました。
この間、砺波厚生病院は大きく変貌し、56年には砺波総合病院と改称され、58年増改築工事竣工を終えて名実ともに砺波広域圏の中核病院となりました。
私はこの病院の発展のため情熱を注いで来ましたが、同院の隆盛を見る今日、また新たな情熱が湧き上がってくるのを抑えることができません。
すなわち独立開業し自分の信念の医療を実践することです。
最近の医療を取り巻く情勢はこれまでになく厳しく、政府の医療費抑制策により、保険点数、薬価の引き下げ、ベット規制、患者自己負担増などで医療機関の収益は減っており、新規開業は困難とみられております。
患者自身もより高度で専門的な治療を求めて大病院指向が目立ちます。
今や個人病院は生き残るには何をすべきかを真剣に考える時となっています。
いうまでもなく開業医は地域医療の第一線を担当するのであり、目指すところは疾病の発見、治療をするのは当然のこと、周辺地域に密接して疾患の予防、健康維持についてホームドクターとしての役割も重要であります。
私は泌尿器科医ですが、その前に医師として、並みの人間として他の人達と接したいと思います。
医院も一つの企業として考えるなら、院長は経営者として医業の経営、従業員の生活保障、福利厚生を行うのは当然の義務であります。
いたずらに営利を求めるのではなく、医院として存続し、地域医療の一端を泌尿器科の立場から担いたいと考えます。
実際の診療にあたっては、必要がならば周囲の開業医の方々や、市内、市外の病院と連携をもって行きたいと考えます。
疾病の診断、診療には患者のみならず家族や社会環境にも配慮し、誠意をもって対応し、生命の尊厳の前には常にけいけんな心を持って接していく所存であります。